物件種別 | 分譲マンション |
住所 | 神奈川県川崎市 |
竣工年月 | 1966年11月(リフォーム当時 築58年) |
構造 | RC造 |
間取り(面積) | 2DK→1LDK(65.92㎡) |
今回は、神奈川県川崎市多摩区に位置する築58年の1LDK(65.92㎡)の分譲マンションのリノベーション事例をご紹介します。
今回のオーナー様は投資家の方で、この物件を賃貸用に購入されましたが、当初はご自身で住むことも考えておられました。もし自分が住むなら、ホテルライクなスタイリッシュな空間にしたいというご要望がありました。
ホテルのようなデザインを意識しながらも、要所要所でコストを抑えたリノベーションを実施し、見事に素敵な空間に仕上がりました。
リビングスペースで特に目を引くのは、ホテルライクな間接照明です。照明の上部にはクロスではなく、大建工業のグラビオエッジを採用。天井に埋め込まれた照明が、高級ホテルのベッドサイドを連想させるデザインです。両サイドには小物を置ける可動棚を設け、背面にはアクセントクロスをあしらっています。
もともとの間取りは2DKで、今回リビングを広げるにあたり、キッチンスペースとの仕切り壁の撤去を計画しましたが、団地特有の壁式構造のため、解体ができない部分がありました。こうした制約を考慮しながらの間取り変更となります。
キッチンは正面とサイドにキッチンパネルを貼り、手元灯、吊り戸、レンジフードをすべて新調。給湯設備は、キッチン下に電気温水器を設置し、キッチンのお湯を供給。浴室には別途設置した給湯器を使用しています。
コストを抑えつつ、使いやすい水回りスペースもリノベーション。リビングの隣には洗面スペースがあり、オーナー様の希望で新たに洗濯パンを設置しました。床はフロアタイルで仕上げ、ユニットバスの交換はせず、バスタブのみ交換し、パネル工法で周囲を仕上げました。パネル工法により、壁を壊さずにコストを抑えた施工が可能です。さらに、バランス釜を給湯器に交換し、トイレも独立させるために壁を新設しました。
和室だったスペースは床上げして洋室に変更。押入れの代わりに収納スペースを設け、既製品で天井高にぴったりの収納を採用しました。窓の木枠は塗装し、カーテンレールや扉もカスタマイズしています。
玄関では、シューズボックスを撤去し、可動棚を設置して収納力をアップ。照明には新たにダウンシーリングを追加しました。
今回のリノベーションで、オーナー様は最終的に物件を賃貸として貸し出すことを決定。団地の壁式構造で間取り変更に悩まれている方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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