無垢材とブラックアイアンで魅せる

神奈川県逗子市の築49年・57㎡の分譲マンションを、スケルトンから再構築。無垢材の温もりとブラックアイアンのクールさを活かし、デザイン性と機能性を兼ね備えた1LDKに仕上げました。

今回は、神奈川県逗子市にある築49年の1LDK(57㎡)分譲マンションのリノベーション事例をご紹介します。

背景目的

今回の依頼は、購入したスケルトン状態のマンションを別荘としてリノベーションしたいというご要望でした。スケルトン物件とは、内装が取り払われ、配線や建物の骨組みがむき出しの状態のものです。そこから一から作り上げ、オシャレで洗練された1LDKに変貌させました。

デザインのテーマとポイント

リノベーションのテーマは「無垢材✕ブラックアイアン」。リビングとキッチンのインテリアは、オークの無垢材を基調にし、木の温かみと黒鉄のクールさが融合したデザインに統一しました。フローリングはオークの無垢材を使用し、キッチンも木材を取り入れた「ウッドワン」のFRAME KITCHEN(サイズ:2100)を採用し、全体に統一感を持たせています。

キッチンとリビングの工夫

キッチンの壁は一般的なパネルではなく、タイルで仕上げ、上部には下がり天井を設置して間接照明とダウンライトを配置。リビングには、天井を木目のクロスで仕上げ、立体的なダウンライトで照明をデザインしました。これにより、空間全体に温かみのある光を取り入れながら、コストバランスを保っています。

こだわりのアクセント

リビングの壁には、石膏で作られた「ジャイアントロック」の壁材を使用し、リアルな石の質感が空間にワイルドなアクセントを加えました。窓にはタチカワブラインドのウッドブラインドを採用し、さらにエアコンにはダイキンの「risora」を使用して木目調のデザインで統一感を強化。

サニタリーとバスルーム

水回りには、タイルを効果的に使ってスタイリッシュで清潔感あふれるサニタリールームを演出。床は塩ビタイルで仕上げ、トイレにはLIXILのタンクレストイレ「サティス」を採用し、ノーブルグレーを基調にモノクロトーンで統一。バスルームにはTOTOのWTシリーズを採用し、アクセントパネルはダークグレーで落ち着いた印象に仕上げました。

寝室と収納の工夫

寝室は、木目クロスとグリーンのアクセントクロスで爽やかに演出し、照明にはブラケットを設置。収納スペースには両開き戸を採用し、使い勝手も考慮しています。スイッチカバーにはJIMBOのNK SERIEを使用し、シンプルで洗練されたデザインに仕上げました。

玄関と収納スペース

玄関は広い土間を取り、無垢材のカウンターや可動棚を設置。収納スペースはスーツケースも置ける広さを確保し、壁や扉にも木目調を施し、全体を統一感のある仕上がりにしました。さらにスマートロックを設置し、ダウンライトは人感センサー付きで利便性も考慮しています。

今回のリノベーションでは、無垢材とブラックアイアンを効果的に使い、オシャレでありながら機能性も兼ね備えた空間に仕上げました。ぜひ参考にしてみてください。

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